カテゴリー別アーカイブ: 思い

今日うれしかったこと。楽しかったこと。

久しぶりの投稿。

覚え書きとして短く書いておこう。

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読み聞かせはこの2冊。

“Got a Job?” (Oxford Decode and Develop)

“Worm is Hot” (Brand New Readers)

 

 

 

 

今日うれしかったこと。

私「来週のレッスンはお休みです。先生はアメリカに行って、大学を卒業する長女の卒業式に出席してきます。」

小学生たち「え〜、お休みやだ〜。英語に来たい。」

私「お〜、そんなこと言ってくれてうれしいな。みんな、お土産なにがいい?」

小学生たち「ミミズの形のグミ!」「アメリカの飛行機!」「キーホルダー!」

私「アメリカの飛行機って!?それはちょっと大きすぎて持って帰れないなあ。」

 

他愛のない会話。でも元気がわいてくる。

レッスンお休みはいやだなんて、嬉しいこと言ってくれるね。

 

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今日楽しかったこと。

BBカードはスペードで大盛り上がり。

私 “Repeat after me.”  “The woman thought, then bought the dress.”

生徒「bought the dressって、『ばったドレス』に聞こえる〜。」

私「ばったドレスって、どんなドレス!?みどり色かな?」

生徒たち「はははー(爆笑)!」

BBカードで毎週遊び込んでいると、慣れ親しんだセンテンスの音やイントネーションをきっかけに、おもしろおかしな発言があちこちでおこり、お腹を抱えて笑い転げる子どもたちがあらわれる。たくさんのセンテンスを口ずさんで遊びながら、日本語にない発音や言い回しを楽しみながら、英語に慣れ親しむ時間。

今日も楽しかったな〜。

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多読の可能性は無限大

東京基督教大学で日本語多読クラスを担当しています。

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自宅教室での英語多読を機に、日本語を勉強している留学生のための日本語多読の可能性を模索するなか、2013年頃からセミナー・ワークショップ参加、本集め、情報集めをし、授業の機会が与えられ、大学での実践は今回で5学期目となりました。

言語習得における多読の可能性は無限大。学生がいて、本があり、場が提供され、支援者たちのサポートがあれば、多読クラスは必ず成功すると信じています。本の数、本を手にして読む学生たち、そしてそれを見守る人たちの祈りの中で、想像していなかった豊かな世界が広がっているような気がしています。

 

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大学のグローバル化が騒がれて久しいですが、忙しさを理由に本を読むことさえしない4年間が過ぎて行く、そんな学生は多いと思います。本の中には人の根源的な問題と言うか、世界共通のテーマがあふれていて、外国語習得という枠組み内での読書や多読活動を通し、グローバルな取組みができることを再確認しています。私たちのまわりにあふれるたくさんの言葉、本や絵本、音楽、映像、芸術に触れることを通して、日本のこと、また世界のこと、そして人の根本的なことがらに及ぶような、真にグローバルなテーマを共有できる、多読授業は、そんな可能性を秘めているように思える時があります。

 

難しいことばかり書いてしまったので、ここでちょっと、前回のクラスの様子をお話します。

多読授業では、なるべく多くのいろいろな本を選べるような場を提供することが大切だと思っているので、多読読み物の他に、アニメブック、児童書、子ども新聞、そして市の図書館で毎週絵本を20冊ほど借りて来て、テーブルの上に並べています。

ここ数週間、私の読書のテーマは「父」、”Father” 、”Daddy”、”Padre” なのですが、そんな思いのある中で、こんなすてきな絵本を見つけたので、授業のときテーブルの上に並べました。

「ぼくのパパはおおおとこ」

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我が家のガールズたちが小さかったとき、彼女たちからみた主人(Daddy)の存在はこのくらい大きかったことを思い出します。

子どもたちの目から見るパパの存在はと〜っても大きいのだと思うような素敵なイラストです。

 

 

 

 

 

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ぼくのパパはおおおとこ

世界一のパパがいる人 みんなに

 

 

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ぼくは なあんにも こわくないよ。

パパのうでの中ならね。

 

 

 

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ぼくのパパはおおおとこ。

パパはハートも大きくて、ぼくのことこんなに、大好きなんだって。

 

 

1時間半ほどの読書の後、毎回授業の最後に「今日読んで好きだった話しを紹介する」という機会を設けています。

この本を手に取った一人の留学生が紹介してくれました。

彼女はみんなにこの本を読み聞かせてくれた後、たどたどしい日本語で、こんな感想を述べてくれました。

「この本はすてきです。見ていると安心します。読んでいるとき、天のお父さんのことを思います。天のお父さんは大きくて、やさしくて、私たちのこと大好きです。」

本が私たちの心を繋いでくれるひととき。

本を通して、私たち人間が慕い求める、真にグローバルな、人の根源的な思いの共有。

彼女がこの本を通して触れた日本語は、すてきなイラストと一緒に、必ず彼女の記憶の中にとどまって、心と言葉が通う体験へと繋げてくれることを信じます。

多読の可能性は無限大。

本と、場と、本を手に取る人たちと、支援する人がいれば、多読クラスはきっと上手く行きます。

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最後に私のパーソナルストーリー。

私の姉が描いた、父を思う素敵な一枚。

私の宝物。

 

 

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アメリカ大統領選2016に思うこと「壁ではなく橋を」

いよいよ明日11月8日はアメリカ大統領選挙投票日。

いやはや…

Tadoku Familyとしても、今回の大統領選の様々なドラマから目が離せない日々を過ごしています。

ほんとうに、ドラマを見ているようです。

ここ数週間、私が多読多聴しているものは、大統領候補者についてメディアが報道する記事、コラム、動画、友人たちがSNSを通して発信している意見等々。Facebookの画面には民主党、共和党、それぞれを支持する様々な意見があり、もうびっくりするぐらい、たくさんのニュースや意見の渦に巻き込まれています。

それぞれの候補者を支持する友人・知人たちの、支持する根拠というか、信条と言うか、ひとつひとつ読んでいると、とても興味深いのです。さすがアメリカ人、とことん自分の意見をシェアし、発信し、ぶつけ合うのです。

しかし、あまりにもあからさまに相手のことを誹謗中傷する意見やスピーチ、演説の手法には、不快感を通り越して、嫌悪感さえ覚えてしまいます。

11月7日(月)NHKの大統領選に関する特集の中で、「ポリティカル・コレクトネス」を巡るアメリカが抱える問題についての言及がありました。

この現象を見守りながら、こんなことを考えました。

人は不安や恐怖を煽られる時に、恐れが心や思考を支配する時に、もしかしたら自分の中にある根本的な問題でさえ誰かのせいにしようとしたり、嫌悪感に促された思い込みや反発が生まれ、そこから恐ろしい信条が生まれてしまうこともあるのではないか。

私たちが知っているようで知らないアメリカの一面。「アメリカは偉大な国であるはずなのに、自分たちが直面している問題はなんなのだ。悪いのはだれなんだ!」と怒りの矛先を何かにぶつけようとして、とんでもないエネルギーを生み出している。

恐れや怒りや憎しみがネガティブなエネルギーを生み出してしまう現実。

 

スターウオーズの勇士、ヨダの名言が頭をよぎります。

”Fear leads to anger; anger leads to hate; hate leads to suffering…”

My hero, the legendary Yoda!

 

現状の政府に大きな不平や不満を抱き、T候補を熱狂的に支持することとなった人々が恐れているものは何なのか。恐れが怒りへと変わり、怒りが嫌悪を生み出し、嫌悪がもたらすであろう悲しみや苦しみ。

今日のアメリカが直面している問題は、けっして人ごとではない、私たちにも投げかけられている深刻な課題なのかも知れません。

 

あ〜、なんだか急に、スターウォーズが見たくなりました(笑)!

私がスターウォーズ・ファンであることを知っている教室のK君は、先週こんな格好をしてレッスンに現れ、私を喜ばしてくれました。

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「せんせ〜い、12月16日に「ローグ・ワン」が映画館ではじまるよ!」

皆さん、ご存知でしたか?

冒頭の親子の会話:

Father: Jyn. Whatever I do, I do it to protect you. Say you understand.

Daughter: I understand.

勇敢な父と、その父を信頼する子の、真剣なやりとり、かっこいい!

「スター・ウォーズ」シリーズから派生した映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)に、ダース・ベイダーが登場することが公式発表されたそうです。

K君、楽しみだね!

この映画で、私のヒーロー、ヨダの登場がないのは残念ですが、来年2017年12月に公開予定の本編「スターウォーズ・エピソード8」ではひょっとしたら会えるのではないかと、期待しています!

政界に、経済界に、スポーツ界・映画界に、私たちは心のどこかで、希望や望みを叶えてくれる、ヒーローを求めているのかもしれません。

 

人が恐れている問題にたいして本当の解決をもたらしてくれるものは、越えられないように築く「高い壁」ではなく、壊れている関係を結ぶ「かけ橋」の存在であり、「富や力」にではなく「貧しさや弱さ」の中に見つけることができるのかもしれません。

ほんとうの希望をもたらしてくれるもの、私たちの求めているヒーローは、ひょっとしたら私たちのよく知っている、でも見過ごしているかもしれない、静かな、でも確かなストーリーの中に見つけることができるのかもしれません。

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フェルプス選手がどん底だったとき出会った一冊の本

今年の夏はリオ・オリンピックが熱いですね!

スポーツ好きな私は、バレーボール、水泳、テニス、体操、卓球、サッカー等々、お気に入りの種目をリアルタイムで、朝に夜にテレビ観戦、少々寝不足気味の日々を過ごしております。

今日(8月10日)のハイライトは何と言ってもこれ!

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競泳男子200メートルバタフライ決勝

 

 

 

 

このレースで坂井聖人選手が見事!銀メダルを獲得し、その後の男子800メートルリレー3位入賞もあり、朝からず〜っと、ネットもテレビも関連ニュースで持ち切りです。

日本勢の活躍は本当に嬉しいですね。

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手前から二人目が坂井選手。

 

がんばれ〜!

 

 

 

 

テレビの前に陣取って、声をあげて応援したのですが、実は私、あるもう一人の選手に注目してこのレースを見ていました。

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真ん中のレーンの…

Red, White, and Blueの国旗の…

あの国の代表選手。

 

 

 

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水の怪物とよばれる…

あの人。

 

 

 

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米国代表マイケル・フェルプス(31)☆

なんと、今回で5度目のオリンピックだそうです。

やっぱり、怪物だ〜。

 

 

 

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坂井選手は1位のフェルプス選手に0.04秒差まで迫る泳ぎで堂々の2位!

4年後の東京オリンピックが楽しみですね☆

 

 

 

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みんな、ほんとうにいい笑顔♡

 

 

 

 

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フェルプス選手、レース後には、お母さんと、奥さんと、5月に生まれたばかりの赤ちゃんのところに駆けつけて、みんなで抱き合って喜んでいます。

そんな姿を見ていたら私までうるっときちゃいました。

 

 

 

 

オリンピック会場の感動的な一場面。

 

この場面を見ただけでも、ここに至るまでの道のりの険しさ、努力、試練、いろいろな物語があったのだろうと想像できる。

一人一人の選手にそれぞれのストーリーがある。

家族があり、仲間があり、支えていてくれる人たちがいる。

 

つい先日、マイケル・フェルプス選手に関するこんなドキュメンタリーを見ました。

(字幕設定をして英語を読みながらみると、少しわかりやすくなると思います。)

 

 

“I was a train wreck. I was just like a time bomb, waiting to go off. I had no self-esteem, no self-worth. There were times I didn’t want to be here. It was just not good. I was just so lost, where do I go from here, what I do now…” 

「列車事故みたいだったんだ。今にでも爆発しそうな時限爆弾っていうのかな。自尊心や自己価値なんていうものは無くなっていた。ここにいることが嫌な時もあった。とんでもない状態だったんだ。自分を失い、ここからどこへ行けばいいのか、何をしたらいいのか、わからなかったんだ…」

 

ドキュメンタリーの冒頭はマイケル・フェルプスの静かな語りから始まります。

驚きました…

私の記憶にあったオリンピックチャンピオンのマイケル・フェルプスは、これまで4回の大会で金メダルだけでも18個獲得した水の怪物、とてつもない偉業を成した選手。競泳界のスーパースター、世界のトップ選手たちの目標、憧れ。その彼が、ロンドンオリンピックの2年後には自殺まで考えたほど追いつめられて、人生のどん底を経験していたとは…

2014年秋にDUI(Driving Under Influence, 飲酒運転容疑等)で逮捕されたあと、6ヶ月の競技出場処分を受けた彼は、友人たちのすすめでテキサス州の更正施設に行くことになりました。そこで、ある一冊の本と出会ったのです。NFLフットボールプレーヤーでもあり、友人のレイ・ルイスから贈られた本でした。

Purpose Driven Life

It’s not about you. The purpose of your life is far greater than your own personal fulfilment, your peace of mind, or even your happiness. It’s far greater than your family, your career, or even your wildest dreams and ambitions. If you want to know why you were placed on this planet, you must begin with God. You were born by his purpose and for his purpose.

人生はあなたが中心ではありません。人生の目的は個人的な達成感、心の安らぎ、幸福といったものよりも遥かに偉大なものです。また、あなたの家庭や職業、夢や野心などよりもずっと偉大なものです。自分がなぜこの地上に存在しているのかを知りたければ、まず神からはじめなくてはなりません。あなたは神の目的によって、しかもその目的のために生まれたのです。

本の最初はこんな文章から始まります。

 

この本、アメリカでは発売後1年で1000万部を越え、その後も記録的な売れ行きを続けているベストセラーです。永遠のベストセラーと言われる聖書を土台とした本です。聖書を読むのはちょっと…、と戸惑う方にも、入門書として読んでみるのもいいかもしれませんね。全体が40の章に分かれていて、1日1章ずつ読んでいくようになっています。

我家の本棚にもあり、私も子どもたちも読んだことがあります。私が通う教会の青年たちは、この本を40日ではなく、40週かけて、ゆっくり、グループで読んでいました。

私がこの本のことを初めて知ったのは、2005年に起きたある事件がきっかけでした。当時私たち家族はアメリカに住んでいたのですが、主人の実家からそう遠くないジョージア州アトランタで起きた事件にびっくりしました。殺人容疑でこれから裁判という男が裁判所から逃げ出し、逃亡中に民家に立てこもったのですが、人質となった女性の必死の説得により、なんと自首に至ったというすごいニュースだったんです。危険にさらされていた中で、女性は自分の身の上話を始めました。薬物依存の治療中だった彼女は、回復の過程でこの本と出会い、日課として日々読み進めていたのですが、犯人を説得中にその日の箇所を読ませてほしいと頼んだそうなのです。朗読された本の内容と彼女の説得で、犯人は心を入れ替えたのです。

 

フェルプス選手のドキュメンタリーに戻ります。

読み始めて二日目、本の送り主、友人のレイ・ルイスにこんな電話をしたそうです。

“Man this book is crazy! The thing that’s going on…oh my gosh…my brain, I can’t thank you freaking enough, man. You saved my life…”

「この本やばいぜ!ああ、頭の中でいろんなことが起こってる、感謝してもしきれない、救われたよ、ありがとう。」

 

この本がフェルプス選手の人生に何をもたらしたのか、ドキュメンタリーの彼のお父さんとの和解の場面を見てわかったような気がしました。

金メダルの表彰台でみせたあの和やかな笑顔を見て、生まれたばかりの息子にやさしいキスをするお父さんになった姿を見て、彼の中に変えられた何かがあると思いました。

 

殺人容疑で逃走中の犯人。

薬物依存から解放された女性。

人生のどん底を経験したスポーツ選手。

生き方を模索する若者たち。

小さな町で英語教室を開いている普通のおばさん。

 

アメリカで、日本で、たくさんの場所で、いろいろな人が手に取って読んでいる本。

 

この本の最初のセンテンスを読んだ時、ハッとさせられたのを思い出します。

 

It’s not about you.

人生の中心はあなたではないのです。

 

英語で読んでみようと思う皆さん、平易な言葉で書かれてあるので、ぜひトライしてみて下さい。

英語はちょっと〜、とためらわれる皆さん、日本語訳はいかがですか。

人生を導く5つの目的

 

人生最後のオリンピックで、いったいどんなことを考えてレースに臨んでいるのかなあ〜。

この大会で金メダルいくつとれるのかな。

金メダルよりも大切なものを見つけて、そのために泳いでいるのかな。

フェルプス選手がんばれ!

日本人選手頑張れ!!

オリンピックがますます楽しい、そんな夏になりました。

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素敵なプレゼント

小学生クラスの生徒さんから、教室の英語アシスタントMiss Manaにこんな素敵なプレゼントがありました。

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Miss Manaはこの夏休み、名古屋と熊本のキッズゴスペルキャンプのお手伝いで8月上旬まで英語クラスのお手伝いはお休み中なので、いただいた手作りのブレスレットとお手紙を滞在先に送ったところ、本人から「とどいたよ〜。」との写真入りの連絡をもらいました。

 

 

 

NaoちゃんはMiss ManaとのB.Bカードの対戦を毎週楽しみに教室に通ってくれています。

ビンゴ、Break the T、1−2−3、波瀾万丈、カルタ、BBカードを使っていろんなゲームを楽しみながら、センテンスがどんどん染み込んで、たくさんの英語表現が理解できるようになっていると思います。私の英語での語りかけにも自然に反応し、日本語・英語で答えてくれます。

インプットがたまって行くのと比例して、少しずつ、ゆっくりと、自分で言いたいことを発信できる英語に繋がって行くのを楽しみにしています。

 

インプットと言えば、絵本の暗唱も楽しく続いています。

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今週はこの本を暗唱してくれました。一冊16ページ、200語ほどある本ですが、楽しい歌やチャンツに合わせて上手に暗唱してくれます。CTP絵本からのシリーズ、これまでに暗唱してくれた本は70冊を越えるのではないでしょうか。BBカードのみならず、たくさんの絵本のフレーズが染み込んでいることでしょう。

 

そして、何よりも素敵だな〜と思うのは「楽しみながら好きなことを続けている」、そんな英語との距離感がいいのだと思います。

英語は「勉強より習慣」、「習うより慣れよう」をモットーに、この夏も楽しく、BBカードと素敵な絵本に親しみたいと思います。

 

ちなみに、Miss Manaはこの曲をマスターして、キッズゴスペルキャンプで熱唱しているようです。

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言葉の先にあるもの 〜英語はツール・どんどん使おう〜

Do you remember when you first started riding a bicycle?

 

Emmy Bicycle補助輪付きの自転車でアパートのお庭を楽しそうに走る我家の二女

 

物心ついて、最初に「できるようになってうれしい!」と思ったことって何でしょう。

私にとってそれは、自転車に乗れるようになったことだと思います。

自転車に乗れるようになった40数年前の記憶は今でも鮮明に心と身体に染みついて残っています。上の写真は我家の二女が一生懸命自転車の練習をしている一枚ですが、まだこの時点では補助輪付きです。でも、満面のえみを浮かべて、ほんとうに嬉しそうです。

ましてや、補助輪なし!で走り始めた時の喜びはどんなだったか。

バランスとって、風きって、いつまでも、どこまでも走り続けて行きたい冒険心と、なんともいえない開放感に包まれて、もう最高の気分でした。

 

「いま、自分がいる世界から一歩踏み出して、もう少し遠くにいってみたい。」

 

自転車に乗れるようになると、私たちの行動範囲はぐっと広がり、行けなかったところに行けるようになり、見えなかった物が見えるようになり、知らなかったことを知るようになるのです。

自転車は今でも、少し遠くに私を連れて行ってくれる大切なツールです。

 

ホームステイ先

 

留学時代:アラバマ州のご夫妻の家にホームスティをしていた19才の頃、アメリカ人、ボリビア人、コロンビア人の友人たちと感謝祭のお祝いで撮った一枚。

 

 

 

私にとって「英語」はツールです。

日本語だけでは通じ得ない、新しい出会いがあり、知らないことを発見し、見たことのない景色を見ることができる、私が更に広い世界と繋がることのできる大切なツールです。

言葉の先にはいつも異文化への憧れがありました。

 

外国映画が好き。

洋楽が好き。

外国の人々の暮らしや習慣の違い、日本との共通点を発見するのはおもしろい。

異文化の中で生活し、日本と違う景色や思想や価値観にふれ、交流の架け橋になりたい。

 

 

そんな私と英語の出会いはごくごく普通のことでした。

中学校に通うようになって、部活以外で一番の楽しみだったのが英語の授業でした。

 

小学生の頃、我家には時々、父の仕事の関係で知り合いのアメリカ人が訪ねて来る事がありました。アラスカ出身のフィッシングガイドのおじさんだったのですが、当時中学生だった姉がそのおじさんと身振り手振りの英語で簡単な会話のやりとりをしているのを見て「あ〜、お姉ちゃんみたいに英語で話せたらいいなあ。」と憧れました。

おもしろい英語の先生との出会いとスピーチコンテストのおかげで、「英語は使えると世界が広がる、自分の知らない世界と出会いたい!」という気持ちをずっと持ち続けることができました。

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英語教室:中学生クラスの多読多聴の様子。みんな真剣にストーリーに聞き入っています。多読多聴をしている時間は頭の中が100パーセント英語の状態です。日本語を介して英語を理解することはしません。

 

 

 

中学生の私はお小遣いでベイシティローラーズやカーペンターズのレコードを買ったら、何度も繰り返し聞きました。大好きだったからです。

「兼高かおる世界の旅」が大好きで、現地の人と親しく会話して通じ合い、異文化を紹介してくれる彼女の姿に憧れていました。

高校時代は勉強や部活で忙しく、お楽しみとしてはなかなか見れなかった洋画ですが、定期試験が終わった日の学校帰り、ふと思い立ってひとり映画館に足を運び、E.T.を見て感動し「アメリカに行ってE.T.に会うんだ!」と密かに心に決めたのが昨日のことのようです。

 

英語は言葉です。

コミュニケーションのための「ツール」です。

伝えたい、理解したい、知りたいものや相手と繋がるための「手段」です。

英語の先には必ず憧れがあり、行きたい場所があり、会いたい人、繋がりたいものがあるのです。

 

「英語を本気でやろうと思ってるんですけど、どうしたらいいですか?」

 

よくこんな質問を受けます。

私が逆に聞くのは「どうして英語を使えるようになりたいんですか?」という質問です。

英語がただ単に話せるようになることを目的とするのではなく、英語の先に何があるかです。

 

「メジャーリーグが夢です。」

「国連で働きたい。」

「One Directionの歌が大好き!好きな曲を歌えるようになりたい。」

 

英語が使えるようになりたい皆さんを突き動かすモチベーションは何でしょう。

 

言葉の先に目的があり、モチベーションが高い時、英語は必ず上達していくはずです。

 

ボキャブラリーが乏しいから…

文法めちゃくちゃだし…

まちがったらどうしよう…

英語を使おうと思ってもいろんな不安があるでしょう。

 

でも所詮、英語はツールです。

使い始めることで、使い方にも慣れて行きます。

学校では英語の使い方をたくさん、特に「きちんと使う」使い方を教えてもらいますが、今知っている英語でできることはたくさんあるので、とにかく使ってみることから始めましょう。

英語の絵本や本を読んだり聞いたりすることもその一つで、とっても面白いですよ。生活の中に英語でやってみることを少しずつ増やしていくことをお薦めします。

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教室人気の絵本:可愛いイラストとユーモアが魅力のElephant & Piggie シリーズ。イラストと簡単な英語でこれだけのストーリーが楽しめると、もっと読みたくなります。

 

 

生活の中で英語を習慣にしてみましょう。

インターネット等がこれだけ普及している今日、英語は身の回りにあふれています。

多読多聴、映画、音楽、スポーツ、トーク、ニュース、テレビ番組、子ども番組、アニメ、Youtube、TED、絵本、小説、Podcast、NHK語学、なんでもいいと思います。皆さんの生活の中に、英語を日々取り入れる習慣をスタートしてみて下さい。英語の音に耳をならし、英語の言い回しに口をならし、英語を楽しみながら生活の一部に取り入れてみてください。

英語が日常の生活にある日々を続けていると、知らないうちにもっと遠くの、未知の世界に出て行って、走り回る自分を発見しているはずです。

英語はツール、楽しみながらどんどん使っていきましょう。

 

私も新しい言葉に挑戦してみようと、こんなのを見つけました。

 

イタリア語の音を楽しみながら、画像のかわいらしさの助けもあり、ストーリーの展開に十分ついて行けます。一日にひとつかふたつ、たった15分からできるイタリア語の習慣です。

我家にイタリア人の高校生がホームステイした事はこちらでも紹介しました。彼のお母さんとのやり取りは簡単な英語でしたのですが、私の伝えたいメッセージをイタリア語で伝えられたら素敵だろうなと考えるようになりました。

繋がりたい、伝えたい相手が具体的にいる場合、その言葉を使えるようになりたいというモチベーションはかなり高くなります。

お金をかけなくても、身近にあるお楽しみを見つけて、イタリア語でコミュニケーションしている自分の姿を思い浮かべながら、気長にできることを続けてみようと思います。

 

英語もこんなことから始めてみてはいかがでしょうか。

もともとはイギリスの番組なのでこちらがオリジナルです。

どこの国でも自転車に乗れるようになるのは、子どもにとっても親にとってもエキサイティングなことなんですね〜。

自転車も英語も、乗って、使って、素敵な場所へと出かけていきましょう!

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