カテゴリー別アーカイブ: 絵本

素敵なプレゼント

小学生クラスの生徒さんから、教室の英語アシスタントMiss Manaにこんな素敵なプレゼントがありました。

IMG_1044

 

 

Miss Manaはこの夏休み、名古屋と熊本のキッズゴスペルキャンプのお手伝いで8月上旬まで英語クラスのお手伝いはお休み中なので、いただいた手作りのブレスレットとお手紙を滞在先に送ったところ、本人から「とどいたよ〜。」との写真入りの連絡をもらいました。

 

 

 

NaoちゃんはMiss ManaとのB.Bカードの対戦を毎週楽しみに教室に通ってくれています。

ビンゴ、Break the T、1−2−3、波瀾万丈、カルタ、BBカードを使っていろんなゲームを楽しみながら、センテンスがどんどん染み込んで、たくさんの英語表現が理解できるようになっていると思います。私の英語での語りかけにも自然に反応し、日本語・英語で答えてくれます。

インプットがたまって行くのと比例して、少しずつ、ゆっくりと、自分で言いたいことを発信できる英語に繋がって行くのを楽しみにしています。

 

インプットと言えば、絵本の暗唱も楽しく続いています。

IMG_0024

 

今週はこの本を暗唱してくれました。一冊16ページ、200語ほどある本ですが、楽しい歌やチャンツに合わせて上手に暗唱してくれます。CTP絵本からのシリーズ、これまでに暗唱してくれた本は70冊を越えるのではないでしょうか。BBカードのみならず、たくさんの絵本のフレーズが染み込んでいることでしょう。

 

そして、何よりも素敵だな〜と思うのは「楽しみながら好きなことを続けている」、そんな英語との距離感がいいのだと思います。

英語は「勉強より習慣」、「習うより慣れよう」をモットーに、この夏も楽しく、BBカードと素敵な絵本に親しみたいと思います。

 

ちなみに、Miss Manaはこの曲をマスターして、キッズゴスペルキャンプで熱唱しているようです。

にほんブログ村 英語ブログへ
☆ランキング参加中☆
ボタンにクリックをよろしくお願いします♪

言葉の先にあるもの 〜英語はツール・どんどん使おう〜

Do you remember when you first started riding a bicycle?

 

Emmy Bicycle補助輪付きの自転車でアパートのお庭を楽しそうに走る我家の二女

 

物心ついて、最初に「できるようになってうれしい!」と思ったことって何でしょう。

私にとってそれは、自転車に乗れるようになったことだと思います。

自転車に乗れるようになった40数年前の記憶は今でも鮮明に心と身体に染みついて残っています。上の写真は我家の二女が一生懸命自転車の練習をしている一枚ですが、まだこの時点では補助輪付きです。でも、満面のえみを浮かべて、ほんとうに嬉しそうです。

ましてや、補助輪なし!で走り始めた時の喜びはどんなだったか。

バランスとって、風きって、いつまでも、どこまでも走り続けて行きたい冒険心と、なんともいえない開放感に包まれて、もう最高の気分でした。

 

「いま、自分がいる世界から一歩踏み出して、もう少し遠くにいってみたい。」

 

自転車に乗れるようになると、私たちの行動範囲はぐっと広がり、行けなかったところに行けるようになり、見えなかった物が見えるようになり、知らなかったことを知るようになるのです。

自転車は今でも、少し遠くに私を連れて行ってくれる大切なツールです。

 

ホームステイ先

 

留学時代:アラバマ州のご夫妻の家にホームスティをしていた19才の頃、アメリカ人、ボリビア人、コロンビア人の友人たちと感謝祭のお祝いで撮った一枚。

 

 

 

私にとって「英語」はツールです。

日本語だけでは通じ得ない、新しい出会いがあり、知らないことを発見し、見たことのない景色を見ることができる、私が更に広い世界と繋がることのできる大切なツールです。

言葉の先にはいつも異文化への憧れがありました。

 

外国映画が好き。

洋楽が好き。

外国の人々の暮らしや習慣の違い、日本との共通点を発見するのはおもしろい。

異文化の中で生活し、日本と違う景色や思想や価値観にふれ、交流の架け橋になりたい。

 

 

そんな私と英語の出会いはごくごく普通のことでした。

中学校に通うようになって、部活以外で一番の楽しみだったのが英語の授業でした。

 

小学生の頃、我家には時々、父の仕事の関係で知り合いのアメリカ人が訪ねて来る事がありました。アラスカ出身のフィッシングガイドのおじさんだったのですが、当時中学生だった姉がそのおじさんと身振り手振りの英語で簡単な会話のやりとりをしているのを見て「あ〜、お姉ちゃんみたいに英語で話せたらいいなあ。」と憧れました。

おもしろい英語の先生との出会いとスピーチコンテストのおかげで、「英語は使えると世界が広がる、自分の知らない世界と出会いたい!」という気持ちをずっと持ち続けることができました。

IMG_0011

 

英語教室:中学生クラスの多読多聴の様子。みんな真剣にストーリーに聞き入っています。多読多聴をしている時間は頭の中が100パーセント英語の状態です。日本語を介して英語を理解することはしません。

 

 

 

中学生の私はお小遣いでベイシティローラーズやカーペンターズのレコードを買ったら、何度も繰り返し聞きました。大好きだったからです。

「兼高かおる世界の旅」が大好きで、現地の人と親しく会話して通じ合い、異文化を紹介してくれる彼女の姿に憧れていました。

高校時代は勉強や部活で忙しく、お楽しみとしてはなかなか見れなかった洋画ですが、定期試験が終わった日の学校帰り、ふと思い立ってひとり映画館に足を運び、E.T.を見て感動し「アメリカに行ってE.T.に会うんだ!」と密かに心に決めたのが昨日のことのようです。

 

英語は言葉です。

コミュニケーションのための「ツール」です。

伝えたい、理解したい、知りたいものや相手と繋がるための「手段」です。

英語の先には必ず憧れがあり、行きたい場所があり、会いたい人、繋がりたいものがあるのです。

 

「英語を本気でやろうと思ってるんですけど、どうしたらいいですか?」

 

よくこんな質問を受けます。

私が逆に聞くのは「どうして英語を使えるようになりたいんですか?」という質問です。

英語がただ単に話せるようになることを目的とするのではなく、英語の先に何があるかです。

 

「メジャーリーグが夢です。」

「国連で働きたい。」

「One Directionの歌が大好き!好きな曲を歌えるようになりたい。」

 

英語が使えるようになりたい皆さんを突き動かすモチベーションは何でしょう。

 

言葉の先に目的があり、モチベーションが高い時、英語は必ず上達していくはずです。

 

ボキャブラリーが乏しいから…

文法めちゃくちゃだし…

まちがったらどうしよう…

英語を使おうと思ってもいろんな不安があるでしょう。

 

でも所詮、英語はツールです。

使い始めることで、使い方にも慣れて行きます。

学校では英語の使い方をたくさん、特に「きちんと使う」使い方を教えてもらいますが、今知っている英語でできることはたくさんあるので、とにかく使ってみることから始めましょう。

英語の絵本や本を読んだり聞いたりすることもその一つで、とっても面白いですよ。生活の中に英語でやってみることを少しずつ増やしていくことをお薦めします。

IMG_0034

 

教室人気の絵本:可愛いイラストとユーモアが魅力のElephant & Piggie シリーズ。イラストと簡単な英語でこれだけのストーリーが楽しめると、もっと読みたくなります。

 

 

生活の中で英語を習慣にしてみましょう。

インターネット等がこれだけ普及している今日、英語は身の回りにあふれています。

多読多聴、映画、音楽、スポーツ、トーク、ニュース、テレビ番組、子ども番組、アニメ、Youtube、TED、絵本、小説、Podcast、NHK語学、なんでもいいと思います。皆さんの生活の中に、英語を日々取り入れる習慣をスタートしてみて下さい。英語の音に耳をならし、英語の言い回しに口をならし、英語を楽しみながら生活の一部に取り入れてみてください。

英語が日常の生活にある日々を続けていると、知らないうちにもっと遠くの、未知の世界に出て行って、走り回る自分を発見しているはずです。

英語はツール、楽しみながらどんどん使っていきましょう。

 

私も新しい言葉に挑戦してみようと、こんなのを見つけました。

 

イタリア語の音を楽しみながら、画像のかわいらしさの助けもあり、ストーリーの展開に十分ついて行けます。一日にひとつかふたつ、たった15分からできるイタリア語の習慣です。

我家にイタリア人の高校生がホームステイした事はこちらでも紹介しました。彼のお母さんとのやり取りは簡単な英語でしたのですが、私の伝えたいメッセージをイタリア語で伝えられたら素敵だろうなと考えるようになりました。

繋がりたい、伝えたい相手が具体的にいる場合、その言葉を使えるようになりたいというモチベーションはかなり高くなります。

お金をかけなくても、身近にあるお楽しみを見つけて、イタリア語でコミュニケーションしている自分の姿を思い浮かべながら、気長にできることを続けてみようと思います。

 

英語もこんなことから始めてみてはいかがでしょうか。

もともとはイギリスの番組なのでこちらがオリジナルです。

どこの国でも自転車に乗れるようになるのは、子どもにとっても親にとってもエキサイティングなことなんですね〜。

自転車も英語も、乗って、使って、素敵な場所へと出かけていきましょう!

にほんブログ村 英語ブログへ
☆ランキング参加中☆
ボタンにクリックをよろしくお願いします♪

Gifts of Love

It has truly been a wonderful birthday week!

My sister celebrated it with my favorite Disney story and its theme song, “Frozen Fever.”

IMG_0007

 

 To my only sister in the whole world!

 

 

 

Many friends and relatives sent me messages, and called to wish me a “Happy Birthday.”

My husband, daughters, and homestay son and his family gave me several surprise gifts.

IMG_0001 1

 

 

 

 

 

 

I am so thankful to God for the gift of love through special people in my life.

I love flowers.

I love tea, coffee, and good drinks.

I love birthday cakes.

I love music.

I love books.

I love messages and letters.

I love hugs.

I love how my family and friends showed their love in many different ways.

 

My oldest daughter sent me these two books and a letter from America.

IMG_0003 2

 

 

 

 

Her note at the end of her letter:

P.S. These are the books for you. They are symbolic of the love of books and reading that you have helped to cultivate in me. Thank you for sharing with me the joy of learning, of stories, of languages, and of the power of reading.

IMG_0009

 

 

When our youngest daughter was born,

 

 

IMG_0005 1

 

I had a handful with the baby, so my oldest started to read more and more to her younger sister.

 

 

 

IMG_0010

 

These are the good old days of our “cultivation of the love of books and reading”.

 

 

 

I love my family.

I love stories and books.

I love to share the story of my life, which is a wonderful gift from God!

 

にほんブログ村 英語ブログへ
☆ランキング参加中☆
ボタンにクリックをよろしくお願いします♪

Love is in the air

今週のあるクラス。

バレンタインも近いと言うことで、Hちゃんがみんなのために手作りチョコのプレゼント。

IMG_0001

 

かわいらしい包装にシール、アポロチョコのトッピングも素敵なアイデア♡

おいしかったよ。ありがとう!

 

 

 

今年のバレンタインウィーク、私からみんなへお話のプレゼントはこれ。

IMG_0002

 

 

LOVE IS IN THE AIR

 

 

 

IMG_0010

 

絵を見ているだけでも恋の予感

Love is in the air.

 

 

 

IMG_0014

 

楽しそうな二人

Love is in the air.

 

 

IMG_0016

 

 

日向ぼっこもふたりで

Love is in the air.

 

 

IMG_0022

 

And the bird did not see him.

Is love in the air?

 

 

IMG_0024

 

 

Oh, noooooooooo!

PLOP!

 

 

IMG_0025

 

Kite was there to catch him♡

Yes, love is in the air.

 

 

IMG_0047

 

Hちゃんの感想:うんめいの出会いがさいこ〜♪

 

 

 

 

IMG_0048

 

O君の感想:さいごはとてもラブラブでおもしろかった!

 

 

 

この本、みんなに気に入ってもらってよかった。

 

IMG_0053

 

BBカードタイムも大盛り上がり。

今日は♠︎マークでビンゴ3回とノーリーダーBreak the T。仲間の手持ちカードを見渡しながら、どうしたら一上がりとなるか、頭脳戦。

あっという間の1時間、あ〜楽しかった!

 

最後は私からみんなに

Be my Valentine♡

IMG_0002 1

 

 

Happy Valentine’s Day!

 

 

 

にほんブログ村 英語ブログへ
☆ランキング参加中☆
ボタンにクリックをよろしくお願いします♪

村上春樹と学校と英語

この本を読みました。

職業としての小説家 村上春樹

IMG_0058

 

 

 

 

 

 

読もうと思ったきっかけは下記のブログ↓

目からウロコの英語「楽」習

こちらのブログでは高校の英語の先生がご自身の多読体験をもとに、しゃべるためにも多読、受験にも多読、とにかく多読多聴にまさる英語習得法はないと力強く語っていらっしゃいます。この先生に刺激を受けて、私の多読指導に対するモチベーションが下がりそうなときには、関連記事を読ませていただき、励ましていただいております。

「学校」と「英語」について、私が日頃考えていることが、なんと村上春樹の高校時代の英語体験の描写と重なっていて、さっそくこの本を購入しあっというまに読んでしまいました。

特に興味深かったのは、第8回「学校について」。

村上春樹にとって学校はどのような場所であったのか、学校教育は小説家である氏にとって、どういう影響を及ぼしたのか、この章の中では教育というもの全般について、氏が感じていることや思っていることが綴られています。「効率」を追求するときに奪われる「想像力」、そのへんのことについても、普段私がぼんやりと考えていることがらが言語化されているようで、たいへん共感の持てる章で、3回も読み返してしまいました。1章すべて引用したいほどですが、今回は英語についての記述のみでがまんします。

下記にその抜粋をいくつか紹介します。

僕は高校時代の半ばから、英語の小説を原文で読むようになりました。とくに英語が得意だったわけじゃないんですが、どうしても原語で小説を読みたくて、あるいはまだ日本語に翻訳されていない小説を読みたくて、神戸の港の近くの古本屋で、英語のペーバーバックを一山いくらで買ってきて、意味がわからなくても、片端からがりがり乱暴に読んでいきました。最初はとにかく好奇心から始まったわけです。そしてそのうちに「馴れ」というか、それほど抵抗なく横文字の本が読めるようになりました。(p.195)

村上春樹が高校時代に英書多読をしていた事実。

彼の英語力は「がりがり乱暴に読んだ」高校時代の多読体験に支えられている。

もうびっくり仰天!

というか、「やっぱりそうだったのか〜」という安堵感。

ご存知の方も多いと思いますが、村上春樹は優れた翻訳家としても活躍しています。アメリカでは現地の作家たちと対等な立場でフロンティアを切り開き、世界中に読者の層を広げることに成功しています。

しかし、いずれにせよ、本を一冊、最初から最後までいちおう英語で読めるようになりました。なにしろ好奇心がすべてです。しかしその結果、英語の試験の成績が向上したかというと、そんなことはぜんぜんありません。あいかわらず英語の成績はぱっとしませんでした。どうしてだろう?僕は当時、そのことについてけっこう考え込んでしまいました。僕より英語の試験の成績が良い生徒はいっぱいいるけれど、僕の見たところ、かれらには英語の本を一冊読み通すことなんてまずできません。でも僕にはおおむねすらすら楽しんで読める。なのにどうして、僕の英語の成績は相変わらずあまり良くないのだろう?それで、あれこれ考えた末に僕なりに理解できたのは、日本の高校における英語の授業は、生徒が生きた実際的な英語を身につけることを目的としておこなわれてはいないのだということでした。じゃあいったい何を目的としているのか?大学受験の英語のテストで高い点数を取ること、それをほとんど唯一の目的としているのです。(p.196)

 

この春から受験の年を迎える中高生が教室に何人かいます。この時期、受験塾との兼ね合いで教室をお休み、あるいはやめる人もいます。

受験準備、ほんとうにたいへんだと思います。

「また多読で英語を楽しくやっていきたい余裕ができたら、戻って来てね。」

そう伝えます。

小学生のうちは「英語で遊ぶの楽しいな。使えるようになりたいな。」って続けてくれた子どもたちが、中学生になったとたんに「評価される英語」に苦手意識を持って英語嫌いになったり、高校に入って「英語ができないんです…」と、テストで点が取れないことを悲観して、やる気をなくしてしまったり、今までやってきたことまで否定してしまう。

ほんの少し前までは、Poppletonの本を何冊も読んで、「いいなあ、このお話。心があったまる。」と、絵本の読書を楽しんでいた人が、いまは「何をやってもだめなんで。」と、英語に対して自信をなくしてしまっている。

テストの出来不出来に一喜一憂する中で、失われてしまうほんとうの好奇心。

村上春樹が本の中で語っている

なにしろ好奇心がすべてです。

この言葉には重みがあります。好奇心をかき立てるような教育のありかた、逆に好奇心を奪ってしまうようなシステムの存在。

テストって何なのだろう。

評価って何なのだろう。

なんのために英語を学ぼうとしているのだろう。

言語というのは生きているものです。人間も生きているものです。生きている人間が生きている言語を使いこなそうとしているのだから。そこにはフレキシビリティーがなくてはなりません。(p.197)

ほんとうにその通りだと思います。

「テストで高得点」が目標になるとフレキシビリティーはどんどん失われていくでしょう。

「あ〜試験だ〜。」

「間違ったらどうしよう〜。」

そんな暗示にかかって、英語を使ってみようと思えなくなっちゃうんだ〜。

生きている言葉なんだから、生きている人間が使うんだから、フレキシブルにいきましょう。

こういう絵本をたくさん読んで、小さな感動体験を重ねていきましょう。

The Stray Dog  by Marc Simont

 

昨日、一人の中学生が帰り際ぽそっと話してくれました。

生徒「市でオーストラリア・ホームステイの募集をしていて、応募しようと思ってます。」

私 「えっ、ほんと!」

生徒「でも、20人くらいの枠に100人くらい応募するらしくって。」

私「大丈夫、推薦状でもなんでも書くよ、協力するよ!来週少し早くきて話す?」

英語を使う環境に飛び込んでみたい。異文化体験にチャレンジしてみたい。

そんな風に密かに思ってくれている彼女の言葉にすごく励まされました。

これまでコツコツやってきた多読多聴の成果を思う存分発揮しちゃいましょう。

きっと素敵なホームステイ体験になるはずだよ!

にほんブログ村 英語ブログへ
☆ランキング参加中☆
ボタンにクリックをよろしくお願いします♪

英語を続けるモチベーション 〜本の購入〜

英語が使えるようになるための近道はありません。

自分に合った形で言葉を取り込み(インプット)、たまって来たら少しずつ使ってみる(アウトプット)、これを続けて行くことこそが、使える英語への本当の近道なんだと思います。

近所のお子さんたちに英語を教え始めたのをきっかけに、日本に居ながらにしてどんなふうに英語と付き合って行くのがいいのか、自分が納得できる方法を教室の生徒さんに紹介したいと考えてきました。そんなときに「多読」と出会いました(この記事)。

思えばうちのホームスクーリングも、読み聞かせから始め、読書中心の多読で進めてきました。我家のホームスクーリングと英語教室の多読は結び付くはずと確信し、次のような目標を考えました。

子どもたちがホームスクーリングで読んできた児童小説が我家の本棚にたくさんある。英語教室の小中学生が急にそのレベルの本を読み始めるのはまだ難しい。それじゃあ、児童小説が読めるようなるまで、読み易さレベル0〜2くらいまでの絵本を少しずつ手に入れて、たっぷり読んでもらおう。教室のみんなが中高生になる頃には英語の児童小説やいろいろな本を楽しめるように、使えるように、みんなといっしょに英語の大海に臨んでみよう!

この思いが与えられてから3年あまり。

これまでおそらく1000冊近くのやさしい英語絵本を購入し、読み聞かせ、リスニング、シャドーイング、チャンツ、グループ読み、ひとり読みにチャレンジし、本の貸し出しをしてきました。子どもたちと一緒に砂浜から初めの一足を浸し、浅瀬からちゃぽちゃぽ水につかり、行きつ戻りつ。時には犬かき、時には膝の深さあたりでかけっこ、たまには背中でプカプカと、そういうことの繰り返し。そんな海水浴でも続けているうちに、人によっては今、腰の高さくらいの場所で英語読書を楽しめるようになってきました。

ゆっくりのペースではありますが、「英語は英語のまま読む」という感覚を掴めている子どもたちが一人、また一人と増えてきました。

現在、一番たくさん読んでる人で、冊数にして800冊、語数にして35万語くらいになりました。次の3年の目標は1000冊、100万語。きっとその頃には今よりずっと自由に英語の海の中をあちこち泳げるようになっていることでしょう。

さてさて、今回のトピック「本の購入」は私の大きな楽しみでもあるので、力が入ります。

もっと楽しくたくさん読んでくれたらいいなあと、試行錯誤しているときには、子どもたち一人一人の顔を思い浮かべながら、本購入のリストを作ります。試し読みがある本は片っ端から開いてみます。レビューやおすすめ度も参考にします。購入リストは数週間、パソコン画面に、そして私の心と頭の中にしまって暖めておきます。

毎月のお月謝から500円ずつ×人数分くらいを本購入代に充てていますが、今回は2月&3月分ということで、リストの中から以下の本をまとめて注文しました。

IMG_0032

IMG_0033 IMG_0034 IMG_0036 IMG_0037 IMG_0038 IMG_0039 IMG_0041 IMG_0043 IMG_0044 IMG_0046 IMG_0048 IMG_0050 IMG_0053 IMG_0054 IMG_0055 IMG_0056 IMG_0057

 

Thank you Amazon, for your quick service!

今回は少し大きめの箱の中に……

 

 

楽しみにしていた本がいっぱ〜い。

この後、一冊ずつ、選んだ本を手に取りながら、絵本読書タイム1時間ばかり。

至福の時。

 

 

Elephant & Piggieは中学生Hさんの大好きなシリーズ。

最近多読へのモチベーションが落ちて来た感じだったので、彼女のことを考えながら思いきって4冊購入。

 

 

Hさんは猫も大好きなので、この本も気に入ってくれるといいなあ〜。

 

 

 

 

こちらは STEP  INTO  READINGから3冊ほど。

一冊100〜150語くらいの幼稚園から小学生への読み聞かせで人気のあるシリーズ。教室ではもちろん中高生も読んでます。

 

 

こちらはオラフ好きの子どもたちのことを考えて購入。

 

 

 

 

新体操のクラブで3月にラプンツェルの曲を踊る予定のNちゃん、これを買ったよ。

喜んでくれるかな〜。

 

 

 

こちらは中学生Sさん&Rさんのお気に入り!

Disney Read-AlongシリーズのFrozen Fever

くしゃみをすると現れる小さな雪だるまたち。

 

 

年長NちゃんがDisney Channelでこの番組を英語で見ていることを聞きました。

可愛らしい箱の中には…

 

 

プリンセスのお話が10冊

キュートな絵本ばかりです。私もソフィアちゃんのファンになりそう。

 

 

 

プリンセス証書やシールも入っていました。

Cちゃん、Hちゃん、Kちゃんも気に入ってくれることでしょう。

 

 

 

モチベーションが下がるときは、レオ・レオニのこれを読んで、勉強せずに楽しみながら……

 

 

 

 

ネズミと一緒に本を読んでいる自分を思い浮かべて、ほのぼのした気持ちでシンプルな多読を続けて行きましょう。

 

 

 

読み聞かせ用に欲しかったボードブックも3冊購入

Dear Zooを読みながら質問したら、S君はきっと喜んで動物の名前を答えてくれるはず。

 

 

Dr. Seussの絵本も一冊。

言葉のリズムがとっても楽しい。

 

 

 

バレンタインが近いので”Love is in the Air”というこんな本も購入。私的には大当たり!

最後の1ページがたまらなくステキ♡

 

 

犬好きの中高生にはこの2冊

今回、私の一番のお気に入りはこの本。

The Stray Dog” by Marc Simont

 

 

 

そして、K君、H君のお気に入りのどらえもんのバイリンガル版も3冊購入。二人とも、まずは英語で読んで、わからないところの日本語をチラ見しながら読むそうです。いろんな読み方があるんだね〜。生徒たちから多くのことを教えてもらいます。

 

 

教室に通って来てくれる20数名の子どもたち。

英語のレベルが違うのはもちろん、絵本のスタイルや作者のジョーク、文の長さや文体、好きな動物やキャラクター、ほんとうに一人一人好みや興味が違います。

言葉は生きています。

生きた言葉を生かすために、使われる挿絵やイラスト。

絵本には力があります。

多読は絵本からはじめることを心からお勧めします。

なんでも長くコツコツ続けて行くのはたいへんな事です。最初は楽しく始めても、3年も経てば最初の頃の新鮮な気持ちは薄れていくでしょう。

子どもたちの英語へのモチベーションを保って行くことも、私の大切な役目です。

「海で泳ぐのは楽しいよ。今日から砂浜で、打ち寄せる静かな波に一歩、足を浸して遊んでみようよ。海は広いよ、大きいよ。いっしょに楽しく泳げるようになろうよ。」

使える英語につながる英語多読、これからもいろいろな本を楽しくたくさん読んでいきましょう。

新しい一冊を手にした子どもたちの喜ぶ顔を見るのが今から楽しみです!

にほんブログ村 英語ブログへ
☆ランキング参加中☆
ボタンにクリックをよろしくお願いします♪