絵の力

かわいい絵本。

おもしろい絵本。

表紙だけでも「なんだこれ?」と思わずページをめくりたくなるような絵本。

絵の力をかりて、子どもたちが英語に親しむ機会を作りたいと願っています。

本選びは私の大切な仕事です。

子どもたちに本を読むのも好きですが、絵本を手にとって「次は何を読もうかな」と思いめぐらす時間も好きです。

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 Should I Share My Ice Cream?

Elephant & Piggie Book by Mo Willems

 

 

 

 

絵本多読をすすめるときに、「絵をよく見てね」「絵を楽しんでね」とアドバイスをします。

絵がおもしろい本は、読む人の想像力を刺激します。

絵を楽しめる子どもたちは、本を楽しむことができているなあとも思うことがよくあります。

「絵で読める」ということが、英語多読を進めて行くプロセスでとても大切です。

初めて読んだり聞いたりする英語でも、そのページにある絵を見て、絵の力で言葉や文を理解して行くプロセスです。絵の力が言葉の理解を助けてくれます。

 

話しは変わりますが・・・・

 

今週はふとしたことから、二人のアーティストの絵の世界に触れる、素敵な機会に恵まれました。

 

星野富弘・花の詩画展(2017年6/2-6/18まで、銀座教文館にて開催中)

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星野 富弘(ほしの とみひろ)日本の詩人・画家。現在も詩画や随筆の創作を続けており、また国内外で「花の詩画展」が開かれている。(ウィキペディアより)

 

 

 

星野さんは1970年、不慮の事故により首から下が動かなくなる大きな怪我を負い、入院生活の中で知人・友人からもらうお見舞いの手紙に返事を書きたい一心から、口に筆をくわえて文字や花瓶の花などを描くようになったそうなのです。怪我をしてから50年近く、これまでに生み出してきた花の詩画は、見る人の心、読む人の心に様々なかたちで届いてきました。星野さんは日本の誇るすばらしい芸術家のひとりだと私は思っています。

 

ブリューゲル「バベルの塔」展(2017年4/18-7/2まで、東京都美術館にて開催中)

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ピーテル・ブリューゲル(Pieter Bruegel(Brueghel) de Oude [ˈpitər ˈbrøːɣəl], 1525年-1530年頃生 – 1569年9月9日没)は、16世紀のブラバント公国(現在のオランダ)の画家。(ウィキペディアより)

 

 

 

 

16世紀のオランダに生きたブリューゲルは、農民の生活や庶民の暮らしがわかるような写実的な絵を描いた人としても有名ですが、聖書のテーマについて描いた作品の数々もあり、中でもこの「バベルの塔」に表現される壮大な風景や脅威の細部が凝縮された画面に、見る人は圧倒されます。

バベルの塔のストーリーは、旧約聖書の創世記11章に書いてある有名な話です。

人類は最初ひとつの民族、ひとつの言葉で生活していましたが、この塔を作ることで天に到達しよう、名をあげようという高慢な思いは人類を破滅に導き、ひとつだった言葉は混乱し、互いに通じないようになったという記述です。

世界中のあらゆる民族、あらゆる言語は、かつてひとつの民、ひとつの言語だったという記述はたいへん興味深いです。

 

「言葉がわかるとおもしろいよ、いろんな国の人たちともっともっと通じ合えるよ」

「英語(や他の言語)が使えるとみんなの世界は何十倍にも広がっていくよ」

教室で出会う子どもたちに言葉の楽しさを伝えたいと願っています。

絵の力を借りて、言葉を獲得していくプロセスを大切にしたいと思っています。

 

星野富弘とブリューゲル。

21世紀の日本と16世紀のオランダ。

民族、言葉、時代は違えど、二人の絵には共通なテーマが隠されているような気がします。

描き方やスタイルも全く異なる二人のアーティスト。

絵の力は、時に通じ合えない言葉の限界を超えて、見る人の心に迫ってきます。

 

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「ひとりしずか」

「足で歩いた頃のこと」より(星野富弘著)

 

 

 

 

「どんなことを思いながら、どうやってこの絵を描いたのだろう。」

画家の思いに、自分の思いを重ねてみたりして。

そんなことを考えながら、来週はどんな絵本を子どもたちと読もうかなと、絵本選びを楽しんでいる私です。

 

 

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今日うれしかったこと。楽しかったこと。

久しぶりの投稿。

覚え書きとして短く書いておこう。

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読み聞かせはこの2冊。

“Got a Job?” (Oxford Decode and Develop)

“Worm is Hot” (Brand New Readers)

 

 

 

 

今日うれしかったこと。

私「来週のレッスンはお休みです。先生はアメリカに行って、大学を卒業する長女の卒業式に出席してきます。」

小学生たち「え〜、お休みやだ〜。英語に来たい。」

私「お〜、そんなこと言ってくれてうれしいな。みんな、お土産なにがいい?」

小学生たち「ミミズの形のグミ!」「アメリカの飛行機!」「キーホルダー!」

私「アメリカの飛行機って!?それはちょっと大きすぎて持って帰れないなあ。」

 

他愛のない会話。でも元気がわいてくる。

レッスンお休みはいやだなんて、嬉しいこと言ってくれるね。

 

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今日楽しかったこと。

BBカードはスペードで大盛り上がり。

私 “Repeat after me.”  “The woman thought, then bought the dress.”

生徒「bought the dressって、『ばったドレス』に聞こえる〜。」

私「ばったドレスって、どんなドレス!?みどり色かな?」

生徒たち「はははー(爆笑)!」

BBカードで毎週遊び込んでいると、慣れ親しんだセンテンスの音やイントネーションをきっかけに、おもしろおかしな発言があちこちでおこり、お腹を抱えて笑い転げる子どもたちがあらわれる。たくさんのセンテンスを口ずさんで遊びながら、日本語にない発音や言い回しを楽しみながら、英語に慣れ親しむ時間。

今日も楽しかったな〜。

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多読の可能性は無限大

東京基督教大学で日本語多読クラスを担当しています。

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自宅教室での英語多読を機に、日本語を勉強している留学生のための日本語多読の可能性を模索するなか、2013年頃からセミナー・ワークショップ参加、本集め、情報集めをし、授業の機会が与えられ、大学での実践は今回で5学期目となりました。

言語習得における多読の可能性は無限大。学生がいて、本があり、場が提供され、支援者たちのサポートがあれば、多読クラスは必ず成功すると信じています。本の数、本を手にして読む学生たち、そしてそれを見守る人たちの祈りの中で、想像していなかった豊かな世界が広がっているような気がしています。

 

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大学のグローバル化が騒がれて久しいですが、忙しさを理由に本を読むことさえしない4年間が過ぎて行く、そんな学生は多いと思います。本の中には人の根源的な問題と言うか、世界共通のテーマがあふれていて、外国語習得という枠組み内での読書や多読活動を通し、グローバルな取組みができることを再確認しています。私たちのまわりにあふれるたくさんの言葉、本や絵本、音楽、映像、芸術に触れることを通して、日本のこと、また世界のこと、そして人の根本的なことがらに及ぶような、真にグローバルなテーマを共有できる、多読授業は、そんな可能性を秘めているように思える時があります。

 

難しいことばかり書いてしまったので、ここでちょっと、前回のクラスの様子をお話します。

多読授業では、なるべく多くのいろいろな本を選べるような場を提供することが大切だと思っているので、多読読み物の他に、アニメブック、児童書、子ども新聞、そして市の図書館で毎週絵本を20冊ほど借りて来て、テーブルの上に並べています。

ここ数週間、私の読書のテーマは「父」、”Father” 、”Daddy”、”Padre” なのですが、そんな思いのある中で、こんなすてきな絵本を見つけたので、授業のときテーブルの上に並べました。

「ぼくのパパはおおおとこ」

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我が家のガールズたちが小さかったとき、彼女たちからみた主人(Daddy)の存在はこのくらい大きかったことを思い出します。

子どもたちの目から見るパパの存在はと〜っても大きいのだと思うような素敵なイラストです。

 

 

 

 

 

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ぼくのパパはおおおとこ

世界一のパパがいる人 みんなに

 

 

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ぼくは なあんにも こわくないよ。

パパのうでの中ならね。

 

 

 

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ぼくのパパはおおおとこ。

パパはハートも大きくて、ぼくのことこんなに、大好きなんだって。

 

 

1時間半ほどの読書の後、毎回授業の最後に「今日読んで好きだった話しを紹介する」という機会を設けています。

この本を手に取った一人の留学生が紹介してくれました。

彼女はみんなにこの本を読み聞かせてくれた後、たどたどしい日本語で、こんな感想を述べてくれました。

「この本はすてきです。見ていると安心します。読んでいるとき、天のお父さんのことを思います。天のお父さんは大きくて、やさしくて、私たちのこと大好きです。」

本が私たちの心を繋いでくれるひととき。

本を通して、私たち人間が慕い求める、真にグローバルな、人の根源的な思いの共有。

彼女がこの本を通して触れた日本語は、すてきなイラストと一緒に、必ず彼女の記憶の中にとどまって、心と言葉が通う体験へと繋げてくれることを信じます。

多読の可能性は無限大。

本と、場と、本を手に取る人たちと、支援する人がいれば、多読クラスはきっと上手く行きます。

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最後に私のパーソナルストーリー。

私の姉が描いた、父を思う素敵な一枚。

私の宝物。

 

 

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アメリカ大統領選2016に思うこと「壁ではなく橋を」

いよいよ明日11月8日はアメリカ大統領選挙投票日。

いやはや…

Tadoku Familyとしても、今回の大統領選の様々なドラマから目が離せない日々を過ごしています。

ほんとうに、ドラマを見ているようです。

ここ数週間、私が多読多聴しているものは、大統領候補者についてメディアが報道する記事、コラム、動画、友人たちがSNSを通して発信している意見等々。Facebookの画面には民主党、共和党、それぞれを支持する様々な意見があり、もうびっくりするぐらい、たくさんのニュースや意見の渦に巻き込まれています。

それぞれの候補者を支持する友人・知人たちの、支持する根拠というか、信条と言うか、ひとつひとつ読んでいると、とても興味深いのです。さすがアメリカ人、とことん自分の意見をシェアし、発信し、ぶつけ合うのです。

しかし、あまりにもあからさまに相手のことを誹謗中傷する意見やスピーチ、演説の手法には、不快感を通り越して、嫌悪感さえ覚えてしまいます。

11月7日(月)NHKの大統領選に関する特集の中で、「ポリティカル・コレクトネス」を巡るアメリカが抱える問題についての言及がありました。

この現象を見守りながら、こんなことを考えました。

人は不安や恐怖を煽られる時に、恐れが心や思考を支配する時に、もしかしたら自分の中にある根本的な問題でさえ誰かのせいにしようとしたり、嫌悪感に促された思い込みや反発が生まれ、そこから恐ろしい信条が生まれてしまうこともあるのではないか。

私たちが知っているようで知らないアメリカの一面。「アメリカは偉大な国であるはずなのに、自分たちが直面している問題はなんなのだ。悪いのはだれなんだ!」と怒りの矛先を何かにぶつけようとして、とんでもないエネルギーを生み出している。

恐れや怒りや憎しみがネガティブなエネルギーを生み出してしまう現実。

 

スターウオーズの勇士、ヨダの名言が頭をよぎります。

”Fear leads to anger; anger leads to hate; hate leads to suffering…”

My hero, the legendary Yoda!

 

現状の政府に大きな不平や不満を抱き、T候補を熱狂的に支持することとなった人々が恐れているものは何なのか。恐れが怒りへと変わり、怒りが嫌悪を生み出し、嫌悪がもたらすであろう悲しみや苦しみ。

今日のアメリカが直面している問題は、けっして人ごとではない、私たちにも投げかけられている深刻な課題なのかも知れません。

 

あ〜、なんだか急に、スターウォーズが見たくなりました(笑)!

私がスターウォーズ・ファンであることを知っている教室のK君は、先週こんな格好をしてレッスンに現れ、私を喜ばしてくれました。

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「せんせ〜い、12月16日に「ローグ・ワン」が映画館ではじまるよ!」

皆さん、ご存知でしたか?

冒頭の親子の会話:

Father: Jyn. Whatever I do, I do it to protect you. Say you understand.

Daughter: I understand.

勇敢な父と、その父を信頼する子の、真剣なやりとり、かっこいい!

「スター・ウォーズ」シリーズから派生した映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(12月16日公開)に、ダース・ベイダーが登場することが公式発表されたそうです。

K君、楽しみだね!

この映画で、私のヒーロー、ヨダの登場がないのは残念ですが、来年2017年12月に公開予定の本編「スターウォーズ・エピソード8」ではひょっとしたら会えるのではないかと、期待しています!

政界に、経済界に、スポーツ界・映画界に、私たちは心のどこかで、希望や望みを叶えてくれる、ヒーローを求めているのかもしれません。

 

人が恐れている問題にたいして本当の解決をもたらしてくれるものは、越えられないように築く「高い壁」ではなく、壊れている関係を結ぶ「かけ橋」の存在であり、「富や力」にではなく「貧しさや弱さ」の中に見つけることができるのかもしれません。

ほんとうの希望をもたらしてくれるもの、私たちの求めているヒーローは、ひょっとしたら私たちのよく知っている、でも見過ごしているかもしれない、静かな、でも確かなストーリーの中に見つけることができるのかもしれません。

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フェルプス選手がどん底だったとき出会った一冊の本

今年の夏はリオ・オリンピックが熱いですね!

スポーツ好きな私は、バレーボール、水泳、テニス、体操、卓球、サッカー等々、お気に入りの種目をリアルタイムで、朝に夜にテレビ観戦、少々寝不足気味の日々を過ごしております。

今日(8月10日)のハイライトは何と言ってもこれ!

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競泳男子200メートルバタフライ決勝

 

 

 

 

このレースで坂井聖人選手が見事!銀メダルを獲得し、その後の男子800メートルリレー3位入賞もあり、朝からず〜っと、ネットもテレビも関連ニュースで持ち切りです。

日本勢の活躍は本当に嬉しいですね。

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手前から二人目が坂井選手。

 

がんばれ〜!

 

 

 

 

テレビの前に陣取って、声をあげて応援したのですが、実は私、あるもう一人の選手に注目してこのレースを見ていました。

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真ん中のレーンの…

Red, White, and Blueの国旗の…

あの国の代表選手。

 

 

 

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水の怪物とよばれる…

あの人。

 

 

 

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米国代表マイケル・フェルプス(31)☆

なんと、今回で5度目のオリンピックだそうです。

やっぱり、怪物だ〜。

 

 

 

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坂井選手は1位のフェルプス選手に0.04秒差まで迫る泳ぎで堂々の2位!

4年後の東京オリンピックが楽しみですね☆

 

 

 

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みんな、ほんとうにいい笑顔♡

 

 

 

 

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フェルプス選手、レース後には、お母さんと、奥さんと、5月に生まれたばかりの赤ちゃんのところに駆けつけて、みんなで抱き合って喜んでいます。

そんな姿を見ていたら私までうるっときちゃいました。

 

 

 

 

オリンピック会場の感動的な一場面。

 

この場面を見ただけでも、ここに至るまでの道のりの険しさ、努力、試練、いろいろな物語があったのだろうと想像できる。

一人一人の選手にそれぞれのストーリーがある。

家族があり、仲間があり、支えていてくれる人たちがいる。

 

つい先日、マイケル・フェルプス選手に関するこんなドキュメンタリーを見ました。

(字幕設定をして英語を読みながらみると、少しわかりやすくなると思います。)

 

 

“I was a train wreck. I was just like a time bomb, waiting to go off. I had no self-esteem, no self-worth. There were times I didn’t want to be here. It was just not good. I was just so lost, where do I go from here, what I do now…” 

「列車事故みたいだったんだ。今にでも爆発しそうな時限爆弾っていうのかな。自尊心や自己価値なんていうものは無くなっていた。ここにいることが嫌な時もあった。とんでもない状態だったんだ。自分を失い、ここからどこへ行けばいいのか、何をしたらいいのか、わからなかったんだ…」

 

ドキュメンタリーの冒頭はマイケル・フェルプスの静かな語りから始まります。

驚きました…

私の記憶にあったオリンピックチャンピオンのマイケル・フェルプスは、これまで4回の大会で金メダルだけでも18個獲得した水の怪物、とてつもない偉業を成した選手。競泳界のスーパースター、世界のトップ選手たちの目標、憧れ。その彼が、ロンドンオリンピックの2年後には自殺まで考えたほど追いつめられて、人生のどん底を経験していたとは…

2014年秋にDUI(Driving Under Influence, 飲酒運転容疑等)で逮捕されたあと、6ヶ月の競技出場処分を受けた彼は、友人たちのすすめでテキサス州の更正施設に行くことになりました。そこで、ある一冊の本と出会ったのです。NFLフットボールプレーヤーでもあり、友人のレイ・ルイスから贈られた本でした。

Purpose Driven Life

It’s not about you. The purpose of your life is far greater than your own personal fulfilment, your peace of mind, or even your happiness. It’s far greater than your family, your career, or even your wildest dreams and ambitions. If you want to know why you were placed on this planet, you must begin with God. You were born by his purpose and for his purpose.

人生はあなたが中心ではありません。人生の目的は個人的な達成感、心の安らぎ、幸福といったものよりも遥かに偉大なものです。また、あなたの家庭や職業、夢や野心などよりもずっと偉大なものです。自分がなぜこの地上に存在しているのかを知りたければ、まず神からはじめなくてはなりません。あなたは神の目的によって、しかもその目的のために生まれたのです。

本の最初はこんな文章から始まります。

 

この本、アメリカでは発売後1年で1000万部を越え、その後も記録的な売れ行きを続けているベストセラーです。永遠のベストセラーと言われる聖書を土台とした本です。聖書を読むのはちょっと…、と戸惑う方にも、入門書として読んでみるのもいいかもしれませんね。全体が40の章に分かれていて、1日1章ずつ読んでいくようになっています。

我家の本棚にもあり、私も子どもたちも読んだことがあります。私が通う教会の青年たちは、この本を40日ではなく、40週かけて、ゆっくり、グループで読んでいました。

私がこの本のことを初めて知ったのは、2005年に起きたある事件がきっかけでした。当時私たち家族はアメリカに住んでいたのですが、主人の実家からそう遠くないジョージア州アトランタで起きた事件にびっくりしました。殺人容疑でこれから裁判という男が裁判所から逃げ出し、逃亡中に民家に立てこもったのですが、人質となった女性の必死の説得により、なんと自首に至ったというすごいニュースだったんです。危険にさらされていた中で、女性は自分の身の上話を始めました。薬物依存の治療中だった彼女は、回復の過程でこの本と出会い、日課として日々読み進めていたのですが、犯人を説得中にその日の箇所を読ませてほしいと頼んだそうなのです。朗読された本の内容と彼女の説得で、犯人は心を入れ替えたのです。

 

フェルプス選手のドキュメンタリーに戻ります。

読み始めて二日目、本の送り主、友人のレイ・ルイスにこんな電話をしたそうです。

“Man this book is crazy! The thing that’s going on…oh my gosh…my brain, I can’t thank you freaking enough, man. You saved my life…”

「この本やばいぜ!ああ、頭の中でいろんなことが起こってる、感謝してもしきれない、救われたよ、ありがとう。」

 

この本がフェルプス選手の人生に何をもたらしたのか、ドキュメンタリーの彼のお父さんとの和解の場面を見てわかったような気がしました。

金メダルの表彰台でみせたあの和やかな笑顔を見て、生まれたばかりの息子にやさしいキスをするお父さんになった姿を見て、彼の中に変えられた何かがあると思いました。

 

殺人容疑で逃走中の犯人。

薬物依存から解放された女性。

人生のどん底を経験したスポーツ選手。

生き方を模索する若者たち。

小さな町で英語教室を開いている普通のおばさん。

 

アメリカで、日本で、たくさんの場所で、いろいろな人が手に取って読んでいる本。

 

この本の最初のセンテンスを読んだ時、ハッとさせられたのを思い出します。

 

It’s not about you.

人生の中心はあなたではないのです。

 

英語で読んでみようと思う皆さん、平易な言葉で書かれてあるので、ぜひトライしてみて下さい。

英語はちょっと〜、とためらわれる皆さん、日本語訳はいかがですか。

人生を導く5つの目的

 

人生最後のオリンピックで、いったいどんなことを考えてレースに臨んでいるのかなあ〜。

この大会で金メダルいくつとれるのかな。

金メダルよりも大切なものを見つけて、そのために泳いでいるのかな。

フェルプス選手がんばれ!

日本人選手頑張れ!!

オリンピックがますます楽しい、そんな夏になりました。

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素敵なプレゼント

小学生クラスの生徒さんから、教室の英語アシスタントMiss Manaにこんな素敵なプレゼントがありました。

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Miss Manaはこの夏休み、名古屋と熊本のキッズゴスペルキャンプのお手伝いで8月上旬まで英語クラスのお手伝いはお休み中なので、いただいた手作りのブレスレットとお手紙を滞在先に送ったところ、本人から「とどいたよ〜。」との写真入りの連絡をもらいました。

 

 

 

NaoちゃんはMiss ManaとのB.Bカードの対戦を毎週楽しみに教室に通ってくれています。

ビンゴ、Break the T、1−2−3、波瀾万丈、カルタ、BBカードを使っていろんなゲームを楽しみながら、センテンスがどんどん染み込んで、たくさんの英語表現が理解できるようになっていると思います。私の英語での語りかけにも自然に反応し、日本語・英語で答えてくれます。

インプットがたまって行くのと比例して、少しずつ、ゆっくりと、自分で言いたいことを発信できる英語に繋がって行くのを楽しみにしています。

 

インプットと言えば、絵本の暗唱も楽しく続いています。

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今週はこの本を暗唱してくれました。一冊16ページ、200語ほどある本ですが、楽しい歌やチャンツに合わせて上手に暗唱してくれます。CTP絵本からのシリーズ、これまでに暗唱してくれた本は70冊を越えるのではないでしょうか。BBカードのみならず、たくさんの絵本のフレーズが染み込んでいることでしょう。

 

そして、何よりも素敵だな〜と思うのは「楽しみながら好きなことを続けている」、そんな英語との距離感がいいのだと思います。

英語は「勉強より習慣」、「習うより慣れよう」をモットーに、この夏も楽しく、BBカードと素敵な絵本に親しみたいと思います。

 

ちなみに、Miss Manaはこの曲をマスターして、キッズゴスペルキャンプで熱唱しているようです。

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