言語習得について〜Dr. Krashenの理論〜

多読やBBカードを通しての言語習得過程について考えながら、クラシェン氏のレクチャーをYouTube動画で聞いたり、理論を簡単にまとめてくれた方の文章を読んだりする機会が増えています。

下の動画はクラシェン氏の英語のプレゼンテーションですが、興味のある方は聞いてみて下さい!(ドイツ語を使ってデモンストレーションする部分がおもしろいです。)

“We acquire language in one way, and only one way; when we get comprehensible input in a low anxiety environment. ”

「緊張感のない場所で、理解可能な言語のインプットがなされるとき、そのときだけ、私たちは言語を獲得するのです。」

ふむふ〜む。クラシェン氏の言葉、皆さんどう思われますか。

クラシェン氏の理論を簡単にまとめてくださった文章がありましたので、リンクさせていただきます。

学習と習得の区別(甲南女子大学梅原大輔さんのサイトより)

私のしばらくの多読多聴サブジェクトはこれになりそうです。

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三人三様

BBカードと多読を軸にしたカリキュラムで英語を教えるようになってから、子どもたち一人一人をよく観察するようになりました。

今日も多読タイムを40分、BBカードでひたすらセンテンスを言いながら遊ぶこと30分、そして最後の30分はPlay Book を使った活動をしてみました。

英語教室なのに「遊ぶ!?とは何事」と怒られてしまいそうですが、英語を使うときにMeaningful Useな活動をしたいと思っているので、今日もある長文(100語くらいなので中文かな)を読んだ後に生徒たちにそれぞれイラストを描いてもらいました。

読んだ内容を理解できているか、簡単なイラストで表現してもらうというアクティビティなのですが、3人の中1生がそれぞれ素敵なイラストを描いてくれました。

鉛筆描きで少しわかりにくいかもしれませんが、それぞれが英語で読んだ内容をなるべく英語のまま理解しながら、描いてくれました。

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The flying fish eats the food in the tree. というセンテンスに関して”What kind of food does he like?”と聞くとRさんは”He likes Beef!”と答えました。

う〜ん、Fishが Beefを食べる図、しかもそのBeefを林の中で食べる図、すごい想像力です。

 

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大のイラスト好きのHさん。

BBカードの仲間たちを次から次へと登場させ、一つの世界が出来上がっていきました。彼女の描くMs. Peach とMs. Goatがとっても素敵!他の子たちから「もっと描いて〜。」とリクエストを受け、Mr. Celery やLazy Wormも登場しました。なんて楽しそうな図でしょう!

 

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そして、多読大好きのMさんはパラグラフを読んだ順番通りに、絵と文字で解説しながらFlying Fishを自由に空を飛び回る風景を描いてくれました。食べているのはAppleかな。

同じ文を読んでも、微妙に受けるニュアンスが違い、表現する際には三人三様の素敵なイラストが出来上がりました!

 

長文を読んだときにはまず大意が掴めているかどうか、とても重要だと思います。BBカードと多読を併用することによって、文章をどんな風に読んでいるのか、どんな情景が浮かんでいるのか、このような活動をすると一人一人の頭の中の様子が手に取ってわかるようです。

ことばが使えるようになるためには、「だいたいの大意が掴め、理解し、自分の方法で表現できるようになる」このステップの繰り返しが大切です。表現するときも、細かいイラスト、文字、ユニークな発言、三人三様それぞれがいい味を出してくれています。

ことばを使うときには「答えはひとつ」という場面はあまりないと思うのです。

何が間違っていて、何がいけないのか、といった減点方式の学習法では「ことばを使う楽しさ」を教えてあげることはまずできないと思います。

今日の最後のアクティビティ、時間にして20〜30分くらいでしたが、「つまらない〜」とか、「わからない〜」とか、そういう文句は一人も口にしていませんでした。それどころか、互いのイラストを褒め合ったり、有り得ない図に爆笑したり、とても楽しく、集中できた素敵な時間でした。

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いろんなスープ

小学生クラスでは今日もBBカードで遊びました。

今日はハートマーク16枚でたっぷり遊んだ後、この1枚をテーマにいろいろなスープを作ってもらいました。

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Sister Susie sipped spicy soup for supper.

 

 

たくさん遊んでオリジナルセンテンスがしみ込んだところで、ワークシートで文を書き、spicy soupの代わりにそれぞれがオリジナルのスープを作って言葉の入れ換えをしてみました。

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orange soup

mushroom soup

 

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fruit soup

flower soup

 

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strawberry soup

mochi soup

mushi soup!?

女の子と男の子でこうも発想が違うことに大笑い!この他にも super spicy soup/ 激辛スープ、poison soup/毒スープ、などなど、いろいろなスープのアイデアでクラスが盛り上がりました。

BBカードは使えば使うほど愛着がわいてきて、楽しい発想がどんどん生まれ、よい英語の語感を育むことのできるすばらしい教材です。リラックスして楽しく取り組んでいるので、いろいろな文や言葉が確実に記憶に残ります。64のセンテンスに慣れ親しんで、英語がどんどん好きになってくれたらいいなあと思います。

英語上達の秘訣は「慣れ親しむ」「楽しく続ける」こと。小学生のうちに英語でたっぷり遊んで、英語&BBカードを友達にしてしまいましょう!

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好きこそ物の上手なれ⑤「妖怪ウォッチ」編

今週のレッスンのひとコマ。

BBカードで遊んだ後、今日は久しぶりにひとコマ漫画で好きなセンテンスを作ってみました。

今日のヒントとなったのはこのカード。

Mr.Frog

 

Mr. Frog sells apples and bananas.

 

 

 

小1のY君とビンゴをして遊びながら、こんな会話。

私:「Y君だったら何を売りたい?」

Y君:「ご飯と焼き肉!」

私:「O.K., Y-kun sells rice and yakiniku!」

Y君:「海苔も!」

私:「Y-kun sells rice, yakiniku and seaweed! じゃあ、あとでイラストカード作ろうか?」

Y君「うん。売る人はぼくじゃなくてもいいんでしょ?」

私:「もちろん!誰が売る?」

Y君:「ブシニャン!」

私:「Bushinyan sells rice, yakiniku and seaweed! いいねえ〜、このセンテンス。」

Y君:「うん。ご褒美は極上マグロ!」

bushinyan1BBカードでオリジナルセンテンスを何回もリピートして遊んでいるので、英語の音やイメージは体にしみ込んでいます。なので、文の言い換えはとてもスムーズです。大好きな妖怪ウォッチのキャラクター「ブシニャン」が売るので、想像力もどんどん働いてイラストのアイデアが膨らんでいきます。(ちなみにセンテンスは口頭で何度もリピートしますが、この段階では私が文を書いてあげています。)誰が(ブシニャン)、何を(ご飯、焼き肉、海苔)売るという文の構造。「主語」「目的語」などという言葉を使わずに、BBセンテンスをもとに言葉の入れ換えをスムーズにやってのけます。この繰り返しを何度もしていくうちに、自分で発信できる英語表現が定着していくことでしょう。

 

Bushinyan sells rice, yakiniku and seaweed. His reward is Gokujomaguro.

今日もステキなイラストカードがスケッチブックに追加されました!

 

「好きこそ物の上手なれ」は小学一年生でも中学一年生でも一緒。

夕べの中学生クラスの女の子達はそれぞれ好きなシリーズを読んだ後、BBカードで遊びました。SIRの Frozenシリーズ、 ORTのキッパーシリーズ、 Disney Read-Alongシリーズ、それぞれが「今日はこれ!」と思ったシリーズを読んだり聞いたりして多読タイムを過ごしました。

好きな英語にたくさん触れて、使える英語に繋げていってほしいと願います。

tadokuclass2

 

 

 

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多読を始めて変わったこと

教室に多読を取り入れるようになって、自分でも「変わったなあ〜」と思えることがたくさんあるのですが、そのひとつに「生徒の意見をもっと取り入れるようになった」自分の姿に気付きます。

多読とBBカード中心のカリキュラムに変えてからというもの、生徒の様子を見守り、何に興味があるのか、どんなタイプの本が好きなのか、どのカードゲームだとのめり込んでたくさんの発話に繋がるのか、とにかくひとりひとりの様子をよく観察するようになりました。

特に本選びに関しては常に「あの子はこのシリーズが気に入っていたみたい。続編を買ってみよう。」とか、「絵がかわいい、ほのぼのしたストーリーが好きみたいだから、あの本を試してみよう。」とか、みんなの顔を思い浮かべながら、次にどの本を購入するか考えるようになりました。本選びは私にとっても楽しい時間です。

Frozen3

 

今月の新書6冊!

 

 

 

左上の2冊はPeter Pan Read-Along Storybook and CDFinding Nemo Read-Along Storybook and CD。ディズニー大好きな中学生女子が「先生もっとこのシリーズ入れてください。」と以前からリクエストがありました。CDの音はナチュラルスピードでとっても速いのですが、大好きなディズニー映画でよく知っているお話なので、スピードが速くちょっと難しい英語でもまったく気にならない様子。ナチュラルスピードに耳が慣れていることはと〜っても大切なことです。この2冊、気に入ってくれるといいな。

右上の2冊はMo WillemsさんのDon’t Let the Pigeon Drive the Busシリーズ。Elephant & Piggyがみんなのお気に入りだったので、同氏のこのシリーズも試してみようと思いました。絵も英語もとってもシンプルなんだけどおもしろい!

右下の2冊は私もはじめて読むシリーズ、ひとつはMr. Putter & Tabby Pour the Tea。多読教室の先生がブログでお勧めされていたので、私も生徒に紹介してみようと思いました。ほのぼのした内容で、心あたたまるお話です。

そして最後の2冊はFrozenから、Anna’s Best Friends (Disney Frozen) (Step into Reading)A Tale of Two Sisters (Disney Frozen) (Step into Reading)。これはもちろん生徒達のために選んだのですが、私の大好きな雪だるまのオラフ君が登場するので、自分のためにも買っちゃいました。

センテンスもシンプルで読みやすいです。

Olaf1

 

Olaf the snowman is Anna’s friend.

He dreams of warmer weather.

 

次は私の大好きな一場面から。

Olaf2

 

Olaf is brave.

He builds Anna a fire.

 

大好きなひとコマひとコマといっしょに、こうしたシンプルなセンテンスにたくさん触れているとやさしくて使える、ナチュラルな英語をどんどん吸収することができるでしょう。

やっぱり、英語は好きなものをたくさん、そして楽しく続けられることが一番ですね!

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キーワードは「赤ちゃん」!?

ここ何ヶ月か、BOOK・OFFで買ってきた本やkindle本、図書館で借りてきた本、いろいろな方のブログ記事等々を読みながら、英語上達のためのキーワードがあることに気づきました。

IMG_Emmybaby1

 

赤ちゃん。

そう「赤ちゃんに習え」です。

 

(Emmy at 5 months old)

赤ちゃんは生まれたときから、いやそれ以前、胎児の頃から、耳から聞こえる音を毎日毎日聞き続け、1歳半くらいから意味のある単語を発話するようになります。

ちなみに我家の子どもたちが1歳半から2歳頃の言葉、母子手帳のページにはこんなことが記録してありました。

わんわん、ぽっぽ(はと)、どーじょ(どうぞ)、じゃんばーい(ばんざーい)、はっぴーじゅーじゅーじゅーじゅー(ハッピーバースデートゥーユーのつもり!?)、いけましぇん、おいでー、すぷーんとーたい(スプーンちょうだい)、もうちょっと、等々。

個人差はあると思いますが、一般にこの段階に達するまでには2000時間くらいかかるそうです。この時期にいたるまで、赤ちゃんの頭の中にはたくさんの言葉のインプットがあり、アウトプットへの準備が着々となされています。お母さん、お父さん、兄弟、姉妹、おじいちゃん、おばあちゃん、まわりの人たちが発する言葉を聞き、その様子を眺め、来る日も来る日も大量のインプットを続けていくうちに、一言、二言、そして次々に発話する言葉が増えていきます。

赤ちゃんや幼児の「吸収力、好奇心、繰り返したり、間違うことを恐れない」という姿に私たちも習う事がたくさんあるのです。

「赤ちゃんや子どものように言葉を習得するのは無理!」と思っている皆さん、「私の考える英語上達法」として国連の田島麻衣子さんのブログ記事の抜粋がありますので、お読みください。

多少無謀でも、自分の状況を赤ちゃんの状態に近づけてしまうことが最大の近道なのだ。彼らは与えられた言葉を「訳する」こともしないし、「なぜここが現在進行形なのか」と考えることもしない。最初は母親の言葉(ネイティブ)を聞き、繰り返すだけ。文部科学省の方に声を大きくして伝えたいのだが、自分自身の語学学習プロセスを辿ってみて、大きなエネルギーのロスは中高の文法の授業にあったと思う。赤ちゃんは、ただ膨大な量の繰り返し、という点が鍵。とにかくあらゆる分野の英語を音声で聞き、何も考えずに多くの量をすらすら暗唱できるまでに繰り返すこと。これが結局一番の近道だと思う。

・・・最初は辛くても、英語で記憶、英語でそのまま表現、習慣付ける。私の中でも、二つの言語は全く別のフォルダーに収納されているイメージがある。英語で話しているときには英語で考え、日本語で話すときには日本語で考える。自分の気に入った映画のセリフでも、英会話のテキストでも、ネイティブの発音をまねて100文位暗記してみるといいかもしれない。そして恥ずかしがらずにそれを使ってみること。

英語は英語のまま、そのまんま吸収する、ここにも上達の秘訣があるようです。

田島さんのおっしゃること、ものすごく納得です。

特に「ネイティブの発音をまねて100文位暗記してみる」ことについて、教室で毎週子ども達と遊んでいるBBカードがそれにぴったりと当てはまります。2年、3年と毎週遊び続けていくうちに、BBカード&グラマーカード、合わせて100文以上の英語表現が体の中にしみ込むように吸収されます。最初は音からが大切です。

さらには多読多聴でやさしい英語からスタートし、英語は英語のままたっぷりと吸収していくことで、少しずつアウトプットがスムーズになっていくのです。

そして、言葉を使えるようになるためにとっても大事なことは「間違えを恐れず、恥ずかしく思わない」ということです。

日本に居ながらにして、英語を上達させる方法はいろいろあると思います。これからも小さな教室の取り組みを少しずつ紹介していきたいと思います。

 

追記:10ヶ月ぶりにアメリカから帰国した長女(もう大学が夏休み!)。先ほど彼女の部屋にお邪魔したら、インターネットラジオからフランス語のニュースが流れていました。選択科目でフランス語のクラスを取ったそうなのですが、耳慣らしのためにちょこちょこ聞いているようです。世界中どこにいてもインターネットの接続さえあればいろんなことが可能な時代。フランス語聞きながら夏のアルバイトのためのレジュメを英語で書いている彼女が眩しく頼もしく思えました。

 

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