好きこそ物の上手なれ ②「思い出話」編

英語に携わる仕事をしているとこの質問をよく聞かれます。

「何をしたら話せるようになりますか?」

体験談も含め、以下のように提案しています。

「勉強するというより、好きなことがあれば、英語はその好きなことをもっと知るためのツールとして使っている状態になっている、そんな感覚がもてれば使える英語につながりますよ。」

例えば、この動画をご覧ください。

私は中学生の時、ベイシティローラーズから”Saturday”のスペルを教えてもらいました。年齢がばれます(爆)。サビの部分だったら今でも歌えますよ〜。

S-A-T-U-R-D-A-Y Night!  S-A-T-U-R-D-A-Y Night!  S-A-T-U-R-D-A-Y Night!

この曲を一回聞けば、土曜日というスペルは練習しなくても書けるようになります。

そうなんです。好きな物であれば、それを何回も聞きたいし、歌いたいし、読みたいし、意味を知りたいし、覚えたくなるのです。脳の状態が「やらねばならぬ」ではなく、「聞きたくて、読みたくて、楽しくて」というふうにリラックスしているので、いろいろな英語が頭に残ります。私は大好きなベイシティローラーズやカーペンターズ、またちょっと遡ってビートルズ等の曲をレコードやテレビやラジオで聞いて、聞き取れる部分をなんとなく歌えるだけで嬉しくて、口ずさんでいました。その頃からかな、外国の日常文化に興味をもつようになり、いつかは留学してみたいという夢を抱くようになっていました。「奥様は魔女」や「兼高かおる世界の旅」もよく見ていました。そうそう映画も大好きで、高校の模試が終わったその帰り、見たくてたまらなかった”ET”を一人で映画館に観に行きました。感動に涙し、”ET phone home.”とか言いながら、自転車こいで帰宅したのを今でも覚えています。当時の私はETの話ばかりしていたのでしょう。その年の家族からの誕生日プレゼントはこのぬいぐるみでした。

ET Phone Home

 

You are my hero!

 

 

さてさて、英語に限らず、日本語が上手な外国の皆さんに共通することは、「日本のアニメが大好き」とか、「J-POPが大好きなのでカラオケでよく歌う。」ということが多く、いろんなものに触れていくうちにますます日本語が上手になっていくんですよね。先日テレビを見ていたらとっても流暢な日本語を話すフランス人の男性が、「好きな漫画はいじわるばあさん。こういうおばあさんはどの国にもいますよ。」なんて言ってました。好きなことであれば「勉強」という感覚よりも、聞いて、読んで、見て、口ずさんで、「たくさん触れて」いるうちに上手になっていくのです。

今の若い人たち(特に女子)はやっぱりこれかなあ〜。

歌、映画、漫画、本、スポーツ、料理、動物、なんでも好きなものにたくさん触れてみましょう。

追記:お子さんと一緒なら絵本(CD付)の読み聞かせ、トランプやカルタをするように英語で遊べるBBカードもたいへんお勧めです。中学生以上であればやさしい英語から始めて、好きな物をたくさん読み聴きする多読多聴がとってもいいですよ。単語集の丸暗記、問題集の穴埋め問題や間違い探しばかりでは使える英語にはつながらないと思います。

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